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11.10.272011:10:27:22:00:13

平成23年度連盟通達第5報


平成23年10月26日

平成23年度連盟通達第5報
嘆願書に関して     

関東医歯薬大学ラグビー連盟
理事長 宇津宮幸正
この度、シーズン中に連盟への要望事項が2校から提出されました。従来、理事会への申請・要望等については上程という形式は存在しました。しかしながら、上程は理事会での採決・承認を要する事項に対しての上程として取り扱ってまいりました。このため、学生から理事会での採決・承認を必要としない要望事項について連盟に上申する手段は正式には存在しませんでした。
 今後学生側からの要望事項に関しては次の条件を守った上で嘆願書という形式で総務委員会で受付、検討して担当者が回答することとしました。

 1. 主管長を経由し(主管長に連絡した上で)、「嘆願書」とし宛先は理事長宛てとする。

      2. 部長または監督,連盟理事の承認を受けたのち、文末に監督,連盟理事の氏名及び主将名を記載
        すること。
 3. 提出年月日を右上に記載し、メールで事象発生より6日以内(日曜日の試合ならば次の土曜日
以内)に提出の事。  なるべく早い提出が望ましい。
 4. 連盟より資料の提出を求められた場合は5日以内に提出すること。
 5. レフリングの内容に関しての嘆願の場合以下の件を遵守のこと。
    試合中の疑問点は試合中、試合直後(試合当日)にレフリーに質問することは最低条件で
    あり、両チームともに納得できない場合、あるいは質問に対してレフリーからの回答がない場合
    に限り、原則両 チーム合意の上で嘆願書として提出。
 6 嘆願書の内容によっては、総務委員会での検討の上却下及び提出者への注意もあり得る。

  注:上記3,4の提出期日は厳守であり遅延の場合はいかなる理由であれ嘆願書は受理しない。

今回提出された日本医科大学よりのものと帝京大学医・薬学部よりの要望に対しての連盟の見解を
それぞれ述べます。

  1. 日本医科大学よりの要望について
    レフリーへの不満を提出したものであった。
    上申内容についても試合中、試合後のレフリーへの質問に関しての記載もなく、試合後のビデオを見ての敗戦チームよりの嘆願書の提出であること。当該試合のレフリーよりの報告書でも試合中、試合後ともに一切の質問など受けていないとの確認を得ました。
    以上より本件は上記5・6に該当し、むしろ当該レフリーに対して失礼であると判断するにいたりました。なお今回は上程の書式・条件など連盟の不備もあり単に却下にとどめ注意は与えません。しかし今後は本件のような場合は注意を与えることとなります。

  2. 帝京医科大学よりの要望について
    「後半最後の1分間に相手チームの負傷退場した選手が再出場し、代理出場した選手が退場せず16人でプレーしたことに関して、試合後レフリーに確認したが明瞭な回答が得られなかった」というものであった。

    本件についてはルールブックを確認すればこのように上申すること自体が意味のないことである。ルールブックには下記のように明記してあります
    競技規則2011P33第3条プレーヤーの人数3-2認められた人数以上のプレーヤーからなるチーム
      「いずれのチームも、相手側のプレーヤーの人数について、試合前、試合中のいつでもレフリーに 
   異議を申し立ててよい。レフリーはプレーヤーの人数が多すぎると認めれば直ちに、そのチーム
   のキャプテンに適切な人数に減らすよう命ずる。但し、申し立てた時点での得点は変わらない。」
             罰 : 次に試合の再開される地点でペナルティキック。

      今回の帝京大学よりの上申は結果的にはルール無知ということになります。したがってルール上は試合中の異議申し立ては有効であるが試合後の申し立ては意味がないし、レフリーがこの件に関して熟知していれば「もう一度ビデオを見直して連絡する」という回答も必要ないことであります。しかしながら今回のような事象は通常あまり類のないことであり,私ども執行部のものでも本ルールを熟知してなかった者が一部いたことも事実です。また試合後のレフリーの対応が不十分であったことは連盟として指導不足であり反省しております。レフリー委員長を通して今後徹底させます。
      今回の事象を顧みて今後、連盟としてはルールブックでは上記の記載しかありませんが、「16人でプレーしたチームは、相手チームがわからなければやってもいいという考え方にも通じる行為」であり、ラグビー競技の精神からいっても絶対あってはならないことであり、医歯薬リーグにおいてはこのような「人数以上のプレーヤーからなるチーム」が確認された場合は何らかの罰則を(減点など)与えてもよいと考えております。今回帝京大学は口頭では16人で、実際に16人がプレーした時間は5分間ということでありましたが文書では1分間になっておりました。このように上程を考えた場合は仮に口頭で報告するにしてもある程度の事実関係は把握し、上程する者はルールブックを確認し、事を進めるべきでしょう。
     もちろんレフリーにおかれましてはルール通り行っていただいて報告のみをしていただければと考えております。このような極めて稀な事象も起こりえますので関係の方々には常に研鑽をしておいていただくようお願いいたします。  以上

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