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平成23年度連盟通達第3報 平成23年9月6日
平成23年度脳震盪/脳震盪の疑いに関するIRB通達への医歯薬連盟の見解
関東医歯薬大学ラグビーフットボール連盟総務委員会
本通達については日本協会HPを参照して各チーム誤解のないように周知徹底をお願いいたします。
1退場に関して
医歯薬連盟ではすでに平成20年のシーズンから脳震盪の疑い症例に関しても退場させる方針を取っており(平成20年度連盟緊急通達9月20日)、実際にリーグ戦で疑い症状で退場を宣告された学生も存在する。今回は診断にバランステストが加わった。バランステストに関しては今春各校より時期を置いた2回の測定値を各校より提出してもらい、約682名の測定値が得られ、
閉眼負荷の状態で2回とも20秒間できなかったのは5%(37/682)で、
2回とも10秒間できなかったのは1%(9/682)であった。
このクリアしない選手をどう考えるかという問題に達しIRBの通達待ちの状態であった。
今回のIRB通達でバランステストは、所見と、症状の後位に位置づけされており、バランステストを施行する以前に判定が可能であると思われ、レフリーの判断にもよるが、バランステストの頻度は想定していたよりも少ないと思われるが、前述した20秒間できない学生はバランステストに持ち込まれたら、間違いなく退場を宣告されるので、常日頃練習して20秒を超えるように努めていただきたい。
なお今回の日本協会通達の「医師がいない場合」とは「マッチドクターがいない場合」という意味であり観客の医師は含んでいないので、医歯薬リーグにおいてはほとんどがレフリーの判断となることを各校でOB諸氏にも徹底をお願いしたい。
2 退場時の連盟への報告
プログラム P92「公式戦試合結果報告について」
P93「2011年度(平成23年度)公式試合記録用紙」を利用する。
P92「公式戦試合結果報告について」
1試合直後の3者(レフリー、両チーム)の照会で試合記録用紙の作成
この時に脳震盪/脳震盪疑い退場選手がいた場合に3 者で確認・了承し、ホー
ムチームが主管長に当日携帯で6時までにメールを送る時に試合結果と共に「脳
震盪/脳震盪疑い退場選手あり、大学名、選手名」を報告する。主管長は当日中
に総務委員会に報告する。
P93「2011年度(平成23年度)公式試合記録用紙」
Ⅰ退場者の2負傷退場 欄に大学名、選手名を記載して2日以内にホームチームが主管長に郵送する。
3段階的競技復帰(GRTP)に関して
段階的競技復帰(GRTP)に関しては医歯薬リーグ全体として(全チーム)、医師が管理しない場合「医師管理下でない段階的競技復帰」で対応してください。
(1)提出書類
医歯薬リーグにおいては段階的競技復帰の証明書はIRBの通達を遵守する。該当者の年齢により「医師管理下でない段階的競技復帰の証明書」あるいは「競技者が19歳未満の場合の段階的競技復帰の証明書」を使用する。尚両書類とも未成年の場合には保護者氏名、住所、印が必要である。用紙は日本協会HPよりダウンロードし、必要事項記入しチーム責任者が都県協会に郵送あるいはFAXで提出する。
(2)注意事項
ⅰ受傷時の医療機関受診の証明は求めていない
ⅱグランドへの復帰に際しては最初の復帰時に試合前にレフリーに申し出て証明書
を提示する。21日で復帰する場合日程がぎりぎりで時間の余裕がないので、所
属都県協会にFAXし、同一用紙を試合会場に持参して、レフリーに提示する。
レフリーはP93「2011年度(平成23年度)公式試合記録用紙」の
Ⅳその他の報告事項にその事実を記載すること。
ⅲ本報告とともに脳震盪報告書を所属都県協会に提出しなければならない。
ⅳ障害者見舞金制度で見舞金が支払われますのでこの請求を忘れないように。
4 報告忘れ等に関する罰則規定
内容により減点1ないし2の勝ち点減点制度の適用
以上