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10.09.122010:09:12:18:15:45

平成22年度連盟通達 第1報


平成22年度連盟通達 第1報

公式戦再開プロジェクトに関しての終結宣言 (学生配布用)

関東医歯薬大学ラグビーフットボール連盟総務委員会      
平成22年9月9日

概要
平成21年度リーグ戦公式戦に於いて発生した重症事故に対し,同年第3回の理事会での事故調査委員会からの報告と提言を受け、連盟はその要求・指示を満たすべく平成22年度の公式戦再開に向けて、「公式戦再開プロジェクト2010」を立ち上げました。このプロジェクトは,「初心に戻り連盟所属の学生がラグビーを通じて将来社会に十分貢献できる医療従事者になるように指導するとともに重症事故の撲滅を目指して安心してラグビーに熱中できる環境を作る」という目的であり、設置に当たっては平成22年3月27日の臨時理事会においてその概要を供覧し設置を承認されました。プロジェクトの活動の実際としてDVDの配布,講習会の開催、ラグビー環境の改善(グランド環境・傷害保険など)を行いました。そして、その総仕上げとして、今まで行ってきたプロジェクトの活動の実際に対しての学生諸君からの生の声を聞くことを目的にアンケートの回答を提出してもらいました。回答では多くの学生諸君の真摯な気持ちを受け取ることが出来ました、我々連盟執行部も学生諸君の公式戦再開に対しての心構えは今年度リーグ戦の再開に問題ないとの結論に至り、本プロジェクトの目的は達せられたと判断し「公式戦再開プロジェクト2010」の終結を宣言致します。

なお、以下に学生諸君のアンケートの回答に対しまして、プロジェクト各部門を担当された連盟の各委員長の講評を記載しましたのでご一読ください。

(1)配布DVDに関して
質問1  具体的にどのように対処したか。また利用したか。またどのような点がよかったか、悪かったか。

≪講評:益子俊志技術・広報委員会委員長≫
・DVDをみんなで見ているようですが、内容をしっかり理解した上で見ないと下級生は理解できたかどうか心配です。シーズン中に月に一度は幹部だけでもいいですから見直して学生に落とし込みしてほしいと思います。ラグビースマートに関しては和訳がないのでこれはどうしようもありません。英語の得意の学生に頑張ってもらってください。

(2)安全対策講習会について
目的:2010年シーズン再開に向けて、安全に事故のないよう、学生がより楽しく安全にラグビーをプレーできるように努める。
質問2  5月9日の安全対策講習での受講はどうであったか。また、うまくチームに伝えられたか?

≪講評:益子俊志技術・広報委員会委員長≫
・安全対策についてはしつこいくらい幹部学生が下級生に指導したほうがいいでしょう。また、少し時間が経つと意識も薄れていきます。これも月に一度でもいいですから部内で安全対策の時間を取って実技やレクチャーをした方がいいと思います。各学校それでも以前より安全対策の意識が高くなっているのは感じます。毎日の練習で気を抜かないで頑張ってください。

(3)ラグビー環境に関する提言
事故が起きないグラウンド環境の整備。また万が一事故発生した場合の対応出来る環境整備・用具の設置。選手の保険加入の促進。

質問3  ネックカラー等不備のチーム、AED,救急車のグランド進入に関しての不備についての改善は進んでいるか。保険に関して部内での話し合いは行っているか。

≪講評:菅 正剛安全管理委員会委員長≫
・アンケート結果をみて各校安全対策に対する意識が上がったように感じます。
・グランド環境の整備については多くの学校で不備な点の改善がなされているようです。 
 とくに重要なのはAEDと救急車の進入路確保です。
・保険加入についてはすでにチーム単位で、あるいは個人的に加入している学校もあるようです。
 すでに加入している学校は重症傷害に対応しているか確認してください。検討中のチームは早急に加入することをすすめます。

(4)レフリーによるゲームコントロールの改善に関する提言
質問4  各チームのルール責任者の設置、公式試合におけるARの導入に関してどのような意見をもつか

≪講評:横須賀章人レフリー委員会委員長≫
・ルール責任者の導入について、大多数が賛成(反対が1校)でした。ルール責任者を各チームの現役選手においた目的は二つあります。一つ目は、選手のルールの理解です。ルール責任者講習会(全校出席で参加者は71名)では、レフリーとは何か、レフリング、ルール解釈、危険なプレーなどを中心に講習を行ないました。ルール責任者の方には、ご自身の理解を深めていただくとともに、講習会の内容を、チームに浸透させていただくことを役割としてお願いしています。二つ目は、レフリーの養成です。講習会の出席者が、筆記試験に合格、マルチフィットネスとレフリー実技で認定を受ければC級レフリーの認定に繋げることができます。是非、現役選手のうちからレフリー資格を取得し、若くレベルの高い医歯薬出身レフリーが誕生することを望んでいます。
・アシスタントレフリー(AR)の導入については、全チームが賛成でした。今期、1会場2試合の試合で、メイン側はレフリー資格者がARを行ないます。ARの役割は、競技規則、プログラムに記載の通りです。ARとTJの権限に差がでるのは問題では、との質問がありましたが、ARのつく試合でも対戦校同士がイコールコンディションで試合を行う事に変わりはありません。今季初の試みとなりますので、ご協力をお願いします。
・その他、医歯薬レフリーのレベルアップを目的に、春期に2回(5/9、6/13)のレフリー講習会を行いました。研修レフリーも含め、のべ30人のレフリーが出席し、レフリング技術の向上をはかりました。レフリー講習会を行なうにあたり、練習試合を組んでいただいたチームの皆様に感謝いたします。

学生諸君はこのプロジェクトと各委員長からの講評を参考に十分活用して、今シーズン以降事故のない安全なラグビーを目指していただきたい。

以上

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