桜の開花宣言は早かったのですが，その後の冷え込みで拙宅近くの石神井川沿いの桜もまだ三分咲き。この調子だと、今年は桜を愛でる期間も長くなるのではと楽しみにしております。
昨年は残念な事故が発生しました，年度末から安全対策につきさまざまな意見をお聞きし，「公式戦再開プロジェクト2010」を発足させ公式戦再開を目指しております。詳細につきましては先日3月27日に開催しました臨時理事会にてご報告し，五月の連休明けの主将会には何とか再開を宣言できるようにと考えております。

先に，医歯薬のOBの先輩と，学生そして理事会の関係ということで話し合う機会がありました。以前は学生主導で医歯薬リーグは運営されておりましたが，先輩OBの方々のご努力により，理事会が昭和60年(1985年)より正式に発足し，現在に至っております。先輩は「当然試合をするのは学生だが，楽しく安全にラグビーを行える環境を作り，整備し，安全への対策を考えるのが理事会の立場だ」とおっしゃっておりました。私はこれに「学生たちが常識をもって，社会に貢献できるヒトになるように導き，指導する」も加えたいと考えております。
昨年度の入れ替え戦中止の決定は，卒業生たちも含め学生諸君の皆様に失望と戸惑いを味合わせてしまった事に就いて，理事長そして理事会としては慙愧に耐えません。この結論に至るまで多くの意見が交わされ，論議を重ねました。最終的に多数決で理事会としての結論を出しました。全員が納得し同意することはなかなか難しい事です。只，進むべき方向を決めないと何もできません。この意見がひとつにできない為に，決を採り決定するのです。どうしても納得いかないこともあるでしょう，しかしそれでも決定には従う。個々が考えを異にしても，最後には答えをださねばなりません。組織の進むべき道を決めねば為りません。今回，皆様方の先輩の一部の方々が，｢学生たちがかわいそう｣ということを連盟に訴えてこられることもありました。もちろん学生たちを思う先輩たちの気持ちは十分理解できますし，決定を撤回してまでもと思ってくださる先輩たちの思いやりにつきましては我々も痛いほど理解しているつもりです。しかしながら，理事会で熟慮に熟慮を重ね出した今回の結論であった事を今後共にご理解ください。
私ども執行部の体制になり、早三期6年が経過しました。今回，大山会長のご勇退を受け，今年度より、会長に青山進午先生，副会長に大塚吉兵衛先生をお迎えし，丸山浩一副会長のお三方で連盟も改めて始動し始めました。私ども執行部も次の理事会で承認していただき連盟の運営を継続してまいりたいと考えております。

何はともあれ，新しい年が始まりました。例年通り諸君はまず勧誘からです！まずは部員の確保！
｢常に前進，現状維持は退歩」です。健闘を祈ります。
我々も硬くなった頭をリセットして新しい一年を安全かつ中身のある一年にするよう努力してまいりたいと思っております。